産業革新機構(INCJ)は、イノベーションの推進と価値向上を目的とした官民パートナーシップです。INCJは、日本の豊かな技術力を背景に、既存の組織の枠を超えて技術やノウハウを移転する「オープンイノベーション」による次世代ビジネスの創出を促進するため、資金・技術・経営等の支援を行っています。INCJは、官民の資金、経営ノウハウ、技術ノウハウを結集してまいります。INCJは、グリーンエネルギー、エレクトロニクス、IT、バイオテクノロジーから水供給等のインフラ関連まで、様々な投資案件を積極的に検討しています。なお、各投資案件は、INCJのイノベーションネットワーク委員会の厳しい審査に合格し、最終的な投資決定がなされる予定です。INCJの資本金は2,800億円で、日本政府が2,660億円、民間企業26社(詳細は後記参照)が140億円を出資します。また、政府はINCJの投資に対し、合計1兆8,000億円を上限として保証を行う予定であり、INCJは約2兆円の投資能力を有することになります。INCJ の設立期間は 15 年です。